Sony Global Solutions Inc.
ソニーグローバルソリューションズ株式会社
2020年入社アプリケーション開発
文教育学部 人文科学科 出身
元々ソニーが手掛ける映画や音楽などに親しみがありました。就職活動を進めるなかでソニーが掲げる「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす。」というパーパスを知り、技術力での社会課題解決などを掲げるメーカーが多いなかで「クリエイティビティ」や「感動」にも重きを置いているところに惹かれ、ソニーに関わる仕事がしたいと考えるようになりました。ソニーが持つ事業のなかでどこを目指すか1つに絞れずにいたときに、ソニーグローバルソリューションズ(以下、SGS)の存在を知り、ここでならソニーの幅広い事業に携わることができるのではないかと思い、志望を決意。大学では主に多文化共生や美術史を学び、交換留学で1年間イギリスの大学にも通いましたが、ITについての知識はほぼありませんでした。不安を抱えながら採用面接に臨むと、波長が合ったのか肩の力を抜いて話すことができ、面接官からも「ITスキルや知識の有無にとらわれ過ぎなくていい」と言ってもらえたことに背中を押され、SGSへの入社を選択しました。
入社後、育成配属として保守関係の部署を経験し、そのなかで業務だけでなく「相手の立場になって考えることの大切さ」も学びました。たとえばユーザーや海外のメンバーとスケジュールを調整する際も、あらかじめこちらから日程の選択肢を提示して選びやすくするなど、なるべく先方への負担が少ない進め方を教わったことは現在の業務にも生かされています。本配属後、会計システムの移行プロジェクトに参加したのち、現在は半導体領域におけるSCM(サプライチェーン・マネジメント)の基幹システムのプロジェクトに携わっています。私は出荷管理チームのメンバーとして、国内外のユーザーとのセッションを通してヒアリングを行い、ユーザーの業務とシステムの要件を検討しています。そもそも半導体とは何かというところから勉強を始め、このプロジェクトに関わらなければ知ることもなかった製造の工程や梱包業務についても学びました。世界的にも注目度が高く、ソニーとしても注力している事業であることをプロジェクトの規模の大きさからも実感しつつ、同時にそれがやりがいにもなっています。
Planning:
プロジェクトの骨子、
方針を決める企画フェーズ
Design:
要件定義を行う設計フェーズ
Implementation:
実装フェーズ
Rollout:
システムの利用開始となる
最終フェーズ
SGSに入ってみると、入社前のイメージ通り、ソニーのさまざまな事業に関われる機会があります。やる気があれば自分のやりたい仕事ができるチャンスが多い環境だと思います。経験が浅いうちは上長や先輩に質問することが多いですが、皆さんわかりやすく解説してくださったり、詳しい人を紹介してくれたりとサポートいただきながら業務を進めています。昨今のコロナ禍と、私の場合は九州のユーザーとやりとりすることが多いことから、入社以来ほぼ在宅で勤務しています。オンライン会議では誰もが意見を言いやすいオープンな雰囲気がありますし、個人的にメールやチャットでは本題を冒頭に書いて用件を明確にするなど、直接顔を合わせられないなかでも円滑にコミュニケーションできるよう工夫しています。また、最近は徐々に出張制限も緩和され、出荷拠点に赴き現場業務を拝見する機会も増えてきています。お休みの日は美術館や展覧会などに行き、仕事のときとは違う刺激をもらってリフレッシュしています。
将来的にどのようなキャリアを目指していくかはまだ模索中ですが、まずは現在担当しているプロジェクトが成功するよう今後も頑張っていきたいです。使用しているソリューションやユーザーの業務についてまだまだ理解が足りないところがあるので、引き続き勉強も必要です。プロジェクトメンバーとして貢献できるよう、これからもビジネスやシステムに関する知識を身に付けていきたいと思います。また、入社前からソニーのエンタテインメント事業にも関心がありましたので、いずれ機会があればそちらの領域にもチャレンジできればと考えています。
SGSへの応募は文系・理系不問ですし、学生のうちにITやシステムの知識がなくてもあまり気にし過ぎなくていいと思います。理系出身でも業務が専攻に直結しているとは限りませんし、文系出身で活躍されているSGSの社員もたくさんいます。もちろん配属される部署によっては事前にデータ分析の知識やプログラミングのスキルなどがあれば活かすことが出来る場合もあると思いますが、多くの場合は文系も理系も新卒入社時のスタートラインは同じです。入社前に必ず身に付けておかなければならないスキルも特にはないと思いますので、ソニーやITへの関心と、積極的に学ぶ姿勢があれば大丈夫。ぜひSGSを選択肢の1つに加えてもらえたらうれしいです。
※掲載記事の内容は、取材当時のものです