Sony Global Solutions Inc.
ソニーグローバルソリューションズ株式会社
2014年入社デジタルトランスフォーメーション(DX)
理工学研究科 基礎理工学専攻 出身
私が就職活動をしていた当時、どこか日本企業全体の活力が失われつつあるように感じ、情報システムやIT技術こそがこの状況を打開するために重要にちがいないと考えていました。また、大学では制御工学を専攻しプログラミングが好きだったこともあり、自然とIT業界に絞ってエントリーを進めました。多くのシステムインテグレーターを検討する中で、ソニーグローバルソリューションズ(以下、SGS)に魅力を感じたのは、システム構築という限定された領域だけでなく、ソニーのビジネス企画の段階からITのプロとして入り込み、IT戦略を最初から最後まで一貫して推進していける企業だからです。ここでなら自分の仕事がソニーグループの多種多様な商品や競争力に反映され、ビジネスへの本質的な貢献を肌で感じることができると思い、SGSへの入社を決めました。
入社後、1年目から福岡の半導体の生産管理部門に配属され、九州を中心に出張生活が始まりました。その際に熊本の事業所で担当した、「Smart Factoryプロジェクト」の生産ライン最適化業務の中で、AIや情報技術とFA(Factory Automation)技術を柔軟に組み合わせ、高効率化されたシステムを実現したことが評価され、「Global CIO Awards 2018」を受賞しました。その経験をもとに、現在はデータサイエンティストとして、AIや最先端のデータ分析の手法を活用し、購買データやWEBサイトへのアクセスデータなどを用いて、消費者の嗜好性などをセグメント化する独自の“感性価値分析エンジン”を開発しました。これにより、これまでマーケティング担当者の勘や経験に頼っていた、新規市場や顧客開拓をはじめ、商品開発・マーケティング活動の高度化・効率化を推進しています。エレクトロニクス領域で培ったこの技術は応用性が高く、今では音楽アーティストのスカウト業務やアーティストの育成・プロモーション戦略にも活用されています。データを駆使して、人の力だけでは見つけられなかった新たな才能を発掘し、世に出ていくのを見るのはうれしいですし、今後もさまざまな事業で新しい価値の創造に貢献できることに大きなやりがいを感じています。
お客様が抱える
本質的な課題の洗い出し
SGSの視点でソリューションや
新規ビジネスへの変革を提案
サービスの開発・導入
お客様から定期的に
フィードバック
より満足度の高いサービスへ
アップデート
SGSでは、ずっと一カ所で同じような業務を担当することなく、さまざまな環境でソニーグループの多岐にわたる事業に関わることができます。若手のうちから多くの経験の場を与えてもらえますし、手本となる先輩の業務への取り組み方を間近で学ぶことができるので、よい刺激を受けながらどんどん吸収し、早くから成長できる機会が整っているところが魅力の一つだと思います。また、上司は部下のキャリアプランを考慮し、長所を伸ばして短所を克服できるよう、きめ細かくコミュニケーションをとりながら適切にマネジメントしてくれます。さらに、がんばって成果を出した社員の努力に対し、たとえ地方の部署での業務でも、マネジメント層の方たちが技術を理解し正当に評価してくれます。当時まだ入社5年目で九州にいた私が「Global CIO Awards」を受賞できたのも、社員の仕事をしっかり見てくれる社風があればこそだと思います。
今後はさらにデータ分析の専門性を高め、より高度なサービスを創り出す力を体得していかなければいけないと思っています。そしてもう一つ、今はエンジニア業務に主軸を置くことが多いですが、言われたことをやるだけのエンジニアとして終わるのではなく、今後はサービスの具現化に向けたストーリー作りやアイデア出しなど、サービスそのものを企画する段階からお客様に貢献できる人材になっていきたいです。最新のビジネス動向や新技術の情報を自発的にキャッチするとともに、培ってきたデータ分析の視点から私ならではのソリューション提案ができるようになりたいと思っています。
私自身、元々あまり自信があるタイプではなく、発言力がまだまだ足りないと感じていますが、SGSは誰のどんな意見に対しても常にウェルカムでいてくれる会社です。何気ない一言やアイデアからプロジェクトが動き出すこともありますので、受け身の姿勢でいてはもったいないと思い、できるだけ何でも発言するようにしています。新入社員となる方々も、自分の意見や考えを積極的にどんどん発信し、若手らしい新たな風を吹き込むことで、チームや会社にとって大きな力となってくれることを期待しています。みなさんと一緒に仕事ができる日を楽しみにしています!
※掲載記事の内容は、取材当時のものです