Sony Global Solutions Inc.
ソニーグローバルソリューションズ株式会社
2018年入社インフラストラクチャーマネジメント
国際日本学部 国際日本学科 出身
私は学生時代、将来はグローバルに活躍できる人材になりたいと思い、そのためには語学力以外にも何か技術を身につける必要があると漠然と感じていました。そんな折、オーストラリアにワーキングホリデーに行った際、コロンビア出身のITエンジニアと仲良くなり、話をするうちにIT業界への関心が芽生えてきました。帰国後にIT企業のインターンに参加し、職場体験を通して「文系出身の自分でも興味深く仕事を続けられそう」と思い、IT業界を志望。ソニーグローバルソリューションズ(以下、SGS)を受けようと思ったのは、小学生のときからウォークマンを愛用していたり、ソニーに勤めている親戚がいて親しみを感じていたことと、まさにグローバルに活躍するソニーをITで支える会社ということで「ここしかない!」と思ったことがきっかけでした。無事に内定が出たときは本当にうれしかったですね。
入社後、半年間の仮配属ではグローバル会計システムの移行プロジェクトを行うチームで、PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)としてWBS(ワークブレイクダウンストラクチャー)やToDoリストの作成、管理などを通し、会計の概要やプロジェクトの進行などを学びました。本配属後はファイアウォールなどネットワーク機器の構築に携わったのち、グローバルネットワークのプランニングやアーキテクチャを担当。その際、ソニーの拠点間を結ぶグローバルネットワークを複数のキャリアから1つに統合して移行するプロジェクトの中で、ソニーグループのインフラを支える責任の重さを実感しながら、自分でシステム設計を考えたり移行計画を立てるなど主体的に関わることができ、すべての移行が終了したときはものすごい達成感がありました。現在はインフラの企画を担当するチームに在籍し、認証関係のプロジェクトに参画しています。企画書やRFP(提案依頼書)、基本設計書を書かせてもらうなど、ここでもある程度裁量を持って任せてもらえているので、自分で作業に優先順位をつけてコントロールする大変さはありますが、その分やりがいを感じながら取り組めています。
プロジェクトの
企画構想・要件定義
設計
構築
テスト
移行
グローバルネットワーク担当の仕事では、海外拠点のメンバーとのやりとりも多くなります。時には直接各国・各地域まで赴き、ワークショップというかたちで現地メンバーと課題を整理することもありました。日本とは違った視点や知識を持つかたとじっくり議論するのは、得るものが多くて楽しいです。国内の先輩たちも人柄がよく、親切なかたばかりです。知識豊富なエンジニアらしく1聞いたら10返してくれる人が多く、私が理解するまで皆さん何度でも粘り強く教えてくれます。また、若手の意見も否定することなく尊重してくれる職場です。定期的に上司と部下が1対1で対話する「1on1」という制度がありますが、私は業務に関する相談から雑談まで、毎週のように上長に聞いてもらっています。オフの日は、趣味の手芸をしたりダンススタジオに通ったり、女子プロバスケットボール「Wリーグ」の試合を観戦するなど、仕事もプライベートも充実しています。
入社後に「基本情報技術者試験」という国家資格を取得し、本配属後は仕事で関わるネットワークエンジニアの認定資格を取得しました。将来的にこのままエンジニアとしての道を極めるか、マネジメントのほうも検討してみるかはまだ決めかねていますが、どちらにしても「ITの技術と知識を持ってグローバルに活躍できる人材になりたい」という軸は入社前から変わっていません。その志を忘れず、次から次に登場する新しいIT技術を常にキャッチアップし続け、これからもさまざまなことを吸収しながらレベルアップしていきたいです。機会があれば、海外赴任にもぜひ挑戦したいと思っています。
私と同じように文系の方で、IT業界に不安を感じている人がいたら、やる気と挑戦する気持ちさえあれば技術や知識は業務を通して後からいくらでも身につけられますので、そこはあまり心配しなくて大丈夫と言いたいです。個人的にはむしろコミュニケーションのほうが大事かなと感じていて、プロジェクトを円滑に進めるにも海外のメンバーとやりとりするにも、相手の話を聞き自分の意見を伝えることは欠かせませんので、コミュニケーション能力に自信があってITに少しでも興味がありましたら、ぜひSGSの門を叩いてみてほしいなと思います。
※掲載記事の内容は、取材当時のものです