Sony Global Solutions Inc.
ソニーグローバルソリューションズ株式会社
2018年経験者入社デジタルトランスフォーメーション(DX)
国際マネジメント研究科 国際マネジメント専攻 出身
私は大学卒業後、ソニーの国内販売会社であるソニーマーケティングに入社し、プロダクトマーケティングを経験。その後、大手通信会社に転職してマーケティングリサーチやアナリティクスの業務に携わり、市場や顧客データを活用したプロモーション施策の立案やマーケティング課題解決に取り組んできました。ソニーグローバルソリューションズ(以下、SGS)に入社したきっかけは、それまでのキャリアでは自身の担当事業のマーケティング業務を中心に行ってきましたが、その視野を広げ、企業のマーケティングのあり方そのものを変えるような仕事に挑戦したいと考えたことです。そのときに、SGSがデジタルトランスフォーメーション(以下、DX)部門の立ち上げでデジタルマーケティング人材を募集しており、過去のソニーでの経験も生かし、今後のキャリアプランとも合致したため入社しました。
多様な生活者、そしてマーケットは常に変化しており、顧客ニーズと事業活動のギャップがあらゆる業務での課題となっています。私たちはそれらの難問に対し、チームでの共創を重視した顧客視点のメソッド「デザインシンキング」を活用し、DXによるソニーの事業課題の解決を行う企画業務を担当しています。昨今ではオンラインワークショップやコラボレーションツールを組み合わせ、このメソッドはさらに進化を続けています。顧客分析やビジネスインタビューから事業部門も気づいていないような課題を発見し、どんなアイデアやテクノロジーで解決できるのか、プロトタイプで繰り返し検証し、本格的なソリューション開発につなげていきます。これらを通じて企画・開発した当部門のデジタルマーケティングサービスはソニーグループの技術交換会でも表彰され、私が新卒入社した当時の部門にも導入することができました。SGSならではの仕事の面白さのひとつは、ソニーグループ社員が同じゴールを目指す仲間であると同時に顧客でもあり、フィードバックや期待がダイレクトにもらえることで、これらの声に応えていくことには非常にやりがいを感じます。
市場リサーチ、顧客分析
ビジネスインタビュー
現状把握、課題特定
ソリューションアイデア
プロトタイプ、テスト
ソリューション開発
新型コロナウイルスの影響でテレワーク中心のワークスタイルに変化していますが、特に入社して間もない社員には孤独や不安を感じさせないように会社全体でフォローしていく体制や雰囲気があります。業務はチャットやビデオを通じてリアルタイムでコミュニケーションをとりながら行っており、出社して顔を合わせても「会ってない感じがしない」となるくらい、人とのつながりを感じながら仕事ができます。また、テクノロジーの進化やトレンドの変化により、ITの現場では過去の知見や経験がそのまま通用しないことも増えてきています。特にマネジメントの視点としては、それらをいち早く吸収し実践しようとする若手社員への期待は大きく、提案やチャレンジを歓迎し、力を発揮できる場面が非常に多い会社だと感じます。今後もそういった環境や場作りを行い、チームで学びあいながら成長できればと考えています。
普段はジムでキックボクシングや筋力トレーニングを行っています。デスクワークが中心のため、身体の調子が良いと業務の効率や質も変わってきます。また、一般的には社会人になり年齢も重ねてくると学生と交流する機会は少なくなると思うのですが、さまざまな世代や職業の方たちと一緒に練習やトレーニングをするため、その中でトレンドやエンタテインメントなど、ソニーの事業への関わりがある日常会話になることも多く、こういったところでも仕事につながる顧客視点が養われていると感じます。
ソニーの存在意義「テクノロジーとクリエイティビティの力で、世界を感動で満たす」をITの側面から支えているのがSGSという会社です。もしSGSの仕事にご興味を持っていただけたのであれば、これらを一度ご自身の視点で考えて、書き出してみるのはいかがでしょうか。ソニーのサービス、プロダクト、エンタテインメントを体験してみてどう感じたか、その中でITや情報システムでやってみたいことはどんなことか、それらが顧客として、働く自分としてワクワクするかどうか、ぜひ確かめてみてください。私は元々家電製品が好きで、新卒でソニーマーケティングに入社したいと思ったときに、都内の家電量販店を20店舗ほど調査し、展示や接客の様子をレポートにまとめ、商品の魅力がより伝わり売上を伸ばすためのアクションプランを提案し、それがとてもエキサイティングな経験だったことを面接で伝えました。「ソニーの何が好きで、SGSで何がしたいか」自分のワクワクするツボから探してみるのもいいのではないかと思います。
※掲載記事の内容は、取材当時のものです